吉野家、並盛り価格が380円に値上げすることを発表!牛丼業界価格競争のカラクリに迫る!

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牛丼チェーン店を運営する吉野家が2014年12月9日に値上げを発表しました。

値上げの対象となる商品は、牛丼類13品目をはじめ、25品目にも上り、メニュー全体の65%前後にも相当する模様。

メディア報道では、牛丼並盛りが300円から380円へ値上されると報道がされていました。

牛丼愛好家にとっては、80円の値上げは相当な悲鳴になったことかと思います。

値上げの理由としては、米国産の高騰が大きな影響であると言われており、

昨年の1キロ550円から、今年の10月現在では、1,050円にもなっているとのこと。

もちろん、円安の影響も響いています。

消費税率が上がった4月には、280円から300円に引き上げており、

今回は、それをはるかに上回る引き上げ率です。

そこで、今回は、値上げにより、吉野家が受けるダメージと牛丼業界全体に与える影響について解説していきたいと思います。

 



牛丼業界は熾烈な低価格競争だった
ビジネスの視点で捉えた時に、「低価格」は、

消費者を満足させることが出来るものの、

企業としては、大きなダメージになりますよね。

というのも、低価格に設定した分、

たくさん売らなければ利益が出ませんから。

本来であれば、同業他社に打ち勝つ差別化を図ることが出来れば、

価格を下げる必要はないのですが、

牛丼ひとつで差別化を図るのは難しいですよね。

現実問題としては、牛丼にトッピングをして味を変える差別化が行われていますが、

その分、材料コストがかかる他、開発コストや仕入れコスト、在庫コスト、人件費コスト等々が、かかりますので、

差別化を図るには、相当な労力と時間が必要となります。

そこで、牛丼業界全体として、差別化の一つに「価格」が存在しているのです。

価格を下げることは簡単に出来ますし、

他の牛丼チェーン店よりも安くすれば、お客さんがたくさん来てくれることは予想が尽きそうですよね。

2000年台初頭時点での吉野家の牛丼並盛りの価格は400円でした。

しかし、ライバル会社の松屋が280円-290円と値下げを行ったことを皮切りに値下げ競争へと突入しました。

その後、数回に及び、価格変動が起こり、

2014年には、すき屋が更なる値下げをして牛丼並盛りを270円で販売。

消耗戦が伺えますよね。よりお客さんに足を運んでもらうために、値下げ競争が牛丼業界には生まれているのです。

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吉野家の値上げで、今後どうなるのか
利益の視点で考えた時、吉野家をはじめ、松屋やすき屋と、

牛丼業界全体で高値を打ち出すことが出来ればこの上ない理想ですよね。

牛丼業界全体で利益が出ますので。

ただ、現実はそうはいかないのです。

ライバルが高値を打ち出す中で、自分だけが抜け駆けをして、安値を打ち出したら、どうでしょう。

例えば、ライバルが400円で販売しているところを自分は280円で販売するといったように。

こぞってお客さんを獲得することが出来ますよね。

ライバル会社よりも安値で販売する先には、おいしい世界がそこにはあります。

すると、どうでしょう。

ライバルにお客さんを奪われないよう、

阻止するために、さらに安値を打ち出すところが登場します。

この繰り返しが巻き起こっているが牛丼業界でした。

しかし、この安値を打ち出すにも限界があり、安値の限界を突破してしまうと、

牛丼業界全体で共倒れしてしまいます。

今回は、どうでしょう。

これまでの話とまったく逆ですよね。

「値上げ」です。

値上げの理由としては、米国産の高騰が大きな影響であると言われておりますが、

原因はどうであれ、値上げするとメディアにコミットメントしたのです。

これを機に、牛丼業界全体で値上げをコミットメントした時、

牛丼業界全体で利益を生み出すことのできる構造が出来上がるのです。

現実問題は、やはり、お客さん欲しさに、吉野家だけが値上げをして終わりそうな予感がします。

ただ、ここは、牛丼業界が団結をして、裏切ることなく、値上げをしてみてはどうでしょうか。

無論、消費者は悲鳴を上げてしまいますが、

よく考えれば、1分待たずに牛丼が300円で食べることが出来ていたことがすごいことだったと、筆者は思います。

 
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いかがでしたでしょうか。

以上が牛丼業界価格競争のカラクリでした。

牛丼業界全体が低価格競争により、共倒れしないためにも、

今回の吉野家の値上げによって、業界全体が高値になればそこには、なにか変革が生まれるかも知れませんね。


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